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蓄電池は元が取れる?電気代・売電単価・補助金で回収年数を計算【2026年】

最終確認日:2026年10月10日 運営:潮文

蓄電池が元を取れるかどうかは、「買う電気の単価」と「売る電気の単価」の差、毎日どれだけ使えるか、そして補助金で大きく変わります。東京電力エリアの公表単価で計算すると、卒FITの家庭では1kWhあたり約32円の差があります。補助金なしでは回収に16〜27年かかりますが、東京都の助成を使うと5〜8年まで縮みます(下の試算の条件の場合)。

1kWhあたりいくら得になるか

太陽光で発電して余った電気は、売ることも、蓄電池にためて夜に使うこともできます。ためて使うと「電気を買わずに済む」ので、得になるのは買う単価と売る単価の差です。

項目単価(税込)根拠
買う電気(従量電灯B 第2段階)36.45円/kWh東京電力エナジーパートナー(2026年11月1日からの単価)
再エネ賦課金4.18円/kWh経済産業省(2026年5月検針分〜2027年4月検針分)
買う電気の合計約40.63円/kWh燃料費調整額は月ごとに変わるため含めていません
売る電気(卒FIT後の標準買取)8.50円/kWh東京電力エナジーパートナー「再エネ買取標準プラン」
1kWhあたりの差約32.13円40.63円 − 8.50円

まだFITの買取期間中で、高い単価で売れている家庭では、この差が小さくなります。蓄電池の効果が大きいのは、主に卒FITの家庭です。

回収年数の試算

7kWhの蓄電池を、国の補助事業の目標価格(1kWhあたり12.5万円、税抜)で購入した場合の試算です。「1日に使う量」は、太陽光の発電量や生活時間によって変わるため、3通りで計算しています。

1日に蓄電池から使う量年間の節約額補助金なし(税込96.25万円)東京都の助成あり(実質26.25万円)
3kWh約3.5万円約27年約7.5年
4kWh約4.7万円約21年約5.6年
5kWh約5.9万円約16年約4.5年

試算の条件:

元を取りやすい家庭・取りにくい家庭

元を取りやすい元を取りにくい
卒FITで、売電単価が低くなったFITの買取期間中で、売電単価が高い
昼間に余る電気が多い(太陽光の容量が大きい)昼間の余剰が少なく、蓄電池が満たされない
夕方〜夜の電気使用が多い夜の使用量が少ない
自治体の補助金が大きい補助金が使えない

お金以外の価値

蓄電池には、停電のときに電気を使えるという価値もあります。冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など、停電中に使いたい機器を決めておくと、必要な容量と「全負荷型・特定負荷型」の選び方がはっきりします。

見積もりの前にやっておくこと

  1. 電気料金の明細で、月ごとの使用量(kWh)と契約プランを確認する
  2. 太陽光の売電明細で、余った電気の量と売電単価を確認する
  3. 住んでいる自治体の補助金を確認する(補助金まとめ)
  4. 同じ容量で複数社の見積もりを取り、1kWhあたりの金額を比べる(価格相場と見積書のチェック項目)

出典